オジサン、Web制作/開発にM1 Macは使えるかどうかの所感を述べる
最近オジサンが参画したとあるWeb開発のプロジェクトで諸事情により私物のM1 MacBook Airを持ち込みことになり、3ヶ月程Web開発で使用した。
今回は実際にWeb制作/開発においてM1 MacBook Airがどれくらい使えるのかどうかについてオジサンなりの所感を語っていきたい。
これからWebプログラミングを始めよう、またはMacを買い替えたいが実務でM1 Macがどのくらい使い物になるか悩んでいる諸兄の参考になれば幸いである。
オジサンのMacBook Airのスペックについて
オジサンの購入したモデルは、GPU8コアモデル、メモリ16GB、ストレージは1TBである。
オジサンの根底に流れるとにかくmacOSはメモリをドカ食いするイメージが付き纏っているのでメモリ16GBにカスタマイズしてしまったがM1チップの仕様であれば8GBでもいけそうである。
アプリの対応状況について
今やコーディングには欠かせないVisual Studio Codeは割と早い段階でM1チップに対応している。Adobe系は完全移行はまだまだのようだが、ロゼッタでの起動や使用については問題がないように思う。
また、M1チップではiOSアプリが動作するのもポイントである。
今回オジサンの参画したプロジェクトではデザインデータはFigmaを使っていたが、オジサンはディレクター、デザイナーとのやりとりにFigmaのiOSアプリでデザインデータを開いて行っていた。ブラウザ版よりも快適だったとつけ加えておく。
フロントエンド開発について
オジサンはあくまでマークアップエンジニアでバリバリとフロントエンド環境を使う訳ではないが、Nuxtの作業環境をでNode.jsを使って構築を行う上でで少しハマった。
M1チップでネイティブ対応しているのはNode.jsのバージョン16からであり、既存案件で使用されているのは14以降がほとんどである。これを前提で話をしていく。
上記で話したように既存プロジェクトで14を使っているのにM1チップでは16からという壁を越えなければならない。しかし、この方法は意外とあっさり解決できてしまった。
Node.jsのインストールにGUIを使わずにターミナルでインストールするのである。
ターミナルをRosettaで起動し、nodebrwというツールを使って任意のNodeバージョンをインストールするのである。やり方は以下が詳しいので参考にしてもらいたい。オジサンもこの記事で無事Node.js14をインストールに成功した。
動作速度について
今回オジサンはNuxtを使ったフロントエンド案件に参画したのだが、やはりビルドの速度とかインテル版Macに比べると格段に早いようである。
yarnで必要なモジュールをインストールした際に一緒に手伝っていただいたエンジニアにインストールが一瞬で終わってしまったため、エラーと勘違いされたほどである笑笑
熱問題について
オジサンの使っているMacBook Airはファンレスモデルであり、YouTubeのレビューなどでヘビーユーザーはファンがあるProを進めていたが、一日8時間、場合によっては10時間以上連続使用してもオジサンの知る限りでは熱暴走によるパフォーマンスの低下は見られなかった。
厳密に言うと体感できない部分でパフォーマンスは落ちていた可能性があるが少なくとも生産性を損なうほどパフォーマンスの低下は見られなかった。
ちなみにオジサンの自宅での使用では34インチのウルトラワイドモニターに接続しての使用なのでGPUにもそれなりの負荷がかかっている状態かと思う。
1日数回のGoogle MeetやZoomでのミーティング時にはファンクションキーのあたりがほんのり熱くなってくることはあったがそれでも使用に影響を与えるような兆しは見えなかった。
懸念していた夏場であったが以前使っていたインテルMacに比べると大分熱に強くなったようである。
バッテリー問題について
これは様々なレビュー記事でも語られているとおり、バッテリーの持ちはインテル版とは比べ物にならない位向上している。
オジサンは基本リモートで作業しているが週に何度か打ち合わせでオフィスに出社していた。その際オフィスで数時間作業を行うのだが、その際一度もACアダプタを使うことはなかった。自宅同様、SassのコンパイルやNuxtのビルドを行いながら作業しているのだが、80%くらいの状況から数時間作業してもまだ30%程は残量があった。
このくらいバッテリーが持つのであれば日帰りの作業であればACアダプタは持ち歩くのは不要なのではないだろうか。
まとめ
記事を書いていて本当に感想だけになってしまった笑笑
逆を言えば、そのくらいM1 MacBook Airはパフォーマンスが高いのである。
Web制作の作業であればパフォーマンスが充分であり、コスパに優れ、場所を選ばずコーディングができるMacBook Airは仕事においても欠かせない相棒となったのである。
1点、自宅作業をする場合は外部モニタの導入をお勧めする。コーディングで高解像度のプレビューを行うの大きな画面で確認した方がコーディングの精度も上がるし、何より生産性もアップする。
出先ではiPadがあれば一緒に持ちだしてSidecarでサブディスプレイにするのもお勧めである。
これから年末にかけておそらく新型のMac Book Proが発表されるであろうが、予算的に限りがある方はMacBook Airを購入しても十分Web制作に耐えうる性能を持っているのでお勧めである。
以上