オジサン、葛藤の末にM2 MacBook Airを返品する

オジサン、葛藤の末にM2  MacBook Airを返品する

喜び勇んで購入したM2 MacBook Airではあるが、購入して1週間キッカリで返品することを決意した。

この記事を書いている時点では返品処理は完了し、返金を待つばかりである。

今回は何故、オジサンがM2 MacBook Airを返品することにしたのか経緯をまとめてみたいと思う。

 

結論から先に述べておくと、オジサンの中でM2AirがM1 MacBook Airの魅力を越えることは無かった。

30万円を投資し、M1 MacBook Airをリプレイスする価値が無いと判断するに至ったのである。

 

さて、事の発端は秋葉原ヨドバシカメラにM2 MacBook Airの実機を触りに行ったことに始まる。

 

Apple製品の売り場には人だかりができていた。

もちろん、発売されたばかりのM2 MacBook Airを一眼見ようと集まってきた人達である。結構な混雑だったので、オジサンは混雑が落ち着くまで他のMacを触ったりして時間を潰そうと考えた。

そういえばMacBook Pro 14って今までちゃんと触ったこと無かった事を思い出し、ちょっと触ってみようかと思ったのである。

幸い、人だかリはM2 MacBook Airに集中し、MacBook Pro 14は触りたい放題である笑笑

 

Liquid Retina XDRとProMotionが動作する14インチのディスプレイは圧巻であった。

そして何より狭額縁の圧倒的な画面の広さよ。

特にグラフィックアプリはインストールされていなかったが写真アプリを開き、割と高解像度な写真を開き、拡大縮小を繰り返してみたりした。グラフィックが弱いとこれらの操作はもっさりとする。

 

サックサックであった。

 

M1  AIrとは比べ物にならない。

むむ。M2 MacBook Airじゃなくてこっち買っときゃよかったかな。

なんて考えが一瞬頭をよぎった。

 

M2 MacBook Airの前の人だかりが一通りはけて落ち着いてきたのでいよいよM2 MacBook Airを触ってみることにした。

色はミッドナイトブルーである。

ぱっと見スペースグレーと区別がつきにくいが、明らかに青みが強い。

そしてやはりいうか、指紋だらけであった。

スターライトを選んで正解だと思った。

 

そして。

 

当たり前だが、サクサクで何のストレスも感じない動作速度であった。

Safariのスクロールも速い。M1 MacBook Airよりも速い気がする。

 

そして写真アプリを開き、先に試したMacBook Pro 14同様に高解像度な写真を選んで拡大縮小を繰り返してみた。

 

アレ?

 

M1 MacBook Airと体感変わらんぞ。

この時に何か違和感を感じたのである。

 

オジサンはひとしきりM2 MacBook Airを触り、後ろに立っている外国人のお兄さんが訴えるような目で見つめてきたので譲ることにしてその場を立ち去った。

 

そして再びMacBook Pro 14の所に戻り、再び触ってみる。

 

やはり。

 

そもそもグレードの違いもあるのでMacBook Pro 14の方が高性能であることは当たり前である。

そもそもエントリーモデルとプロモデル比べるとこ自体ナンセンスである。

そう自分に言い聞かせ、帰路に着いた。

 

そしてオジサンの購入したカスタマイズモデルが到着した当日。

 

喜び勇んでセットアップしたものの、使っているうちに以前にアキヨドで感じた違和感を再び覚えることになる。

 

オジサンは以前からカメラを購入前に色々お試ししたく、カメラのサブスクサービスである、

「GOOPASS」

を契約している。

www.googleadservices.com

GOOPASSではカメラだけでなく、編集環境のサブスクレンタルも行っており、Macのレンタルも行っているのである。

オジサンはMacBook Pro 14をM2 MacBook Air購入前に検討していた時期がありレンタルしようとしたが、在庫が無く、試せていなかったのである。

 

オジサンはアキヨドで感じた違和感の原因が知りたくて再度、GOOPASSのMacBook Pro 14の在庫を確認してみた。

 

在庫あり

 

となっていた。

 

これはレンタルして比べてみる他あるまい。

 

速攻注文手続きをしたのは言うまでも無い。

 

そしてM2 MacBook AirMacBook Pro 14を使い比べてみて、ようやく違和感の正体に気がついたのである。

 

M1 MacBook Airの不満点を解決できるのはM2 MacBook Airでは無く、MacBook Pro 14であった。

 

オジサンがM1 MacBook Airで感じていた点は以下の通り。

  • ディスプレイの明るさやコントラストが不満に感いており、写真のRAW現像時にはiPad Proを使うことが多くなっていた。
  • ディスプレイの横方向があとほんの少しだけ広いと良いのにと常々感じていた。
  • 左側にしかポートが無いのはケーブルの取り回しにやや難を感じる。
  • メモリが上限16GBまでなので、将来的に動画編集を行う場合にやや不安である。LightroomPhotoshopを同時起動するとメモリ上限いっぱいまで一瞬で使い切ってしまう。

インテルMac時代に常々感じていた、

  • 軽作業を少し行うだけで結構暑くなり、ファンが爆音で回り出す。
  • バッテリーの持ちが、公称値の半分程度
  • キーボードが薄すぎて打ちづらい上に、常に故障のリスクを抱えている。

これらの不満が一気に払拭されたので霞んでしまっていたが、やはりM1 MacBook Air にも不満はあったのである。

そしてM1 MacBook Airで感じていた不満点はM2 MacBook Airではほとんど解決されていなかった。

違和感の正体がわかったところで後はオジサンの中で脳内会議である。

  • M1 MacBook Airと性能的に差が無いM2 MacBook Airをそのまま使い続けるのか。
  • ザインとCPUの違いに30万円を出す事に価値を見出せるのか。
  • 今後の事を考えるとMacBook Pro 14の方が後々後悔しないのではないか。

議論は3日にも及んだ(嘘)

 

そして。

 

M2 MacBook Airは返品する方向で可決された。

 

以上が今回M2 MacBook Airを返品するに至った経緯である。

 

今後M1 MacBook Pro 14を購入するかどうかはまだ分からない。

 

オジサンとしては心の底から気に入っている相棒M1 MacBook Airを当分使い込み、然るべき時が来たら改めて考えてみるつもりである。

M2 MacBook Proが発売されたらそれを試してみるのもアリかもしれない。

 

M2 MacBook Airを購入される方は安い買い物では無いのだから、YouTubeで垂れ流される戯言に惑わされず、ぜひ家電量販店の店頭で実機を触ってみて決めていただきたい。

 

店頭で触って一目惚れするも良し。

散々悩み抜いて今回のオジサンのような決断をするも良し。

 

大事な事は最終的に自分の感性を信じる事が大事という事である。

 

以上